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活動報告

基幹プログラム群

【グローバルフィールド起動プログラム・国内フィールド型(沖縄)】白石晃將フェローが石垣島フィールド調査と琉球大学訪問を実施しました(OIST往訪(A)Extension:2022年9月5-6日)。

白石晃將フェローが、基幹プログラムのひとつである「グローバルフィールド起動プログラム・国内フィールド型(沖縄)」で、沖縄科学技術大学大学院(以下、OIST)往訪と合わせ、石垣島フィールド調査と琉球大学訪問を実施しました。本OIST往訪プログラム(A)Extensionは、沖縄訪問の機会を活用し、フェローが主体的に臨地調査や非パートナー機関との交流を企画・実施するものです。今回は、今年度実施予定のOIST往訪(B)Extensionプログラムの下見も兼ねて、フェローに担当教員が帯同しました。

※本ページの写真では、撮影のため一時的にマスクを外しています。

【石垣島フィールド調査】

沖縄本島から石垣島へ移動し、現地の田畑や牧場を視察した後、一次産業に関する意見交換のため各所を訪問し、現場のお話を伺いました。

<沖縄県農林水産部 八重山農林水産振興センター>

沖縄県の中でも特に一次産業が盛んな八重山地域について、農業の概要、さとうきびやパインアップル、マンゴーのような果樹、紅芋などの農産物、肉用牛の子牛の繁殖や石垣牛の肥育ついて、豊富な資料をもとにご説明いただきました。特にパイン缶詰工場の閉鎖により、加工用から生食用へ栽培品種が転換したことは興味深かったです。
大嶺副参事、平田所長、八重山農林水産振興センターの皆様、ありがとうございました。

<株式会社ユーグレナ・生産技術研究所>

株式会社ユーグレナの創業からビジネスの基本戦略、石垣島での活動や生産工程・生産技術研究所で行っている研究内容を伺い、ラボを見学させていただきました。顕微鏡で生きたユーグレナを見せていただき、小さな生き物の大きな可能性を目の当たりにしました。竹内所長、ありがとうございました。

<石垣島製糖株式会社>

製糖産業は、工場操業中は交代制で24時間操業し、それ以外の時期は装置のメンテナンスを行う年間サイクルで、さとうきび農家と共に歩む業態であることを初めて学びました。
黒島さん、石垣島製糖株式会社の皆様、ありがとうございました。

<有限会社高嶺酒造>

泡盛製造工場内を見学させていただき、訪問日に蒸して黒麹を散布した米麹を拝見しました。また仕込み途中の醪の試飲、蒸留器や熟成タンク・出荷用瓶詰め装置も見学させていただきました。また3代続いた蒸溜所のファミリービジネスやユニークな取り組みについてもお話をうかがいました。
高嶺さん、ありがとうございました。

【琉球大学 往訪】

<平良英三・教授(農学部バイオシステム工学分野 生産システム工学)>

農業生産物としてのさとうきびから、製糖プロセス・さとうきびの品質測定、製糖産業および政策に至る産業構造全体像、現在の課題、年間世界生産20億トンの農産物としての可能性について、わかりやすくご説明いただきました。
平良先生、ありがとうございました。

<川満芳信・教授(農学部植物機能科学分野 作物学)>

御専門である光合成測定を中心として、さまざまな農作物の光合成能力、バイオマスとしての農作物を用いた二酸化炭素固定、炭化した農作物の畑散布による長期の二酸化炭素固定等について、詳しくご教授いただきました。また編著書である『植物バイオサイエンス』を頂戴しました。
川満先生、ありがとうございました。

<川本康博・名誉教授/放送大学沖縄学習センター所長>

御専門である牧草から、日本の家畜飼料の現状、食品製造副産物を用いた飼料など、食糧危機に関する歴史的変遷とともに教えていただきました。また川本先生が学生時代、カウボーイを目指して渡米された経験など、研究だけでなく、人間的成長についてもお話を伺いました。
川本先生、ありがとうございました。

本琉球大学往訪にあたり多大なご助力をいただきました、山平学長補佐、古謝研究推進課長に深く感謝いたします。

【担当教員:島村】

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