【オセアニアフィールドプログラム】京都大学時計台を会場としたメルボルン大学研究者とのミーティング・シリーズをXR空間で実現しました(2021年2月23日)
L-INSIGHTではメルボルン大学(オーストラリア)との共同企画として、Meeting Series“Challenge for Serendipity”をXR技術による仮想空間において実現しました。6名のL-INSIGHTフェロー、磯部昌憲助教(精神医学)、五味良太助教(ゲノム微生物学・環境工学)、高橋雄介准教授(教育心理学・発達心理学・行動遺伝学)、田中智大助教(土木工学・水文学)、中野元太助教(防災心理学)、藤井俊博特定助教(宇宙物理学・宇宙素粒子物理学)が、それぞれ面会を希望するメルボルン大学の研究者を招待し、16名の日豪の研究者が議論を行いました(メルボルン大学からの参加研究者については、詳細をご覧下さい)。
開会にあたり、京都大学百周年記念時計台を模した仮想空間に集合しました。冒頭、メルボルン大学Justin Zobel国際研究担当副学長よりコロナ禍における国際的な研究者交流の継続への期待が伝えられたことに続き、L-INSIGHT吉川みな子プログラムマネージャーの歓迎の挨拶がありました。モデレーターはL-INSIGHTの仲野安紗特定准教授が務めました。
前半は参加研究者全員によるポスター前でのピッチトークに続き、研究紹介資料を掲示した個人ルーム内にそれぞれ移動し、分野を超えたクロストークを行いました。後半は、前半でマッチングした両大学の研究者が自由に1対1または複数人のグループに分かれ、研究における関心事や活動における課題について、掲示した資料を見ながら議論しました。
仮想空間でアバターを使っての初の学術交流の試みとして、接続や操作方法については両大学の研究者、関係者間で準備の段階から協力関係が生まれました。当日のクロストークを経て、自身が招待したのとは異なる研究者と次の活動を計画するようなケースもあり、新たな交流体験を楽しみつつ、具体的または持続的な協働への端緒を開くことができました。
大学入構の禁止措置が続く中、本プログラムの実現に尽力頂いた、メルボルン大学の国際研究プロジェクトオフィサーのMark Gregory 氏およびMaria Roitman氏に感謝申し上げます。
L-ISNIGHTでは引き続き若手研究者の国際的な活動と挑戦を後押しする機会を提供してゆきます。
協力:Microsoft Project Users Forum 、HunsLab.inc、United Japanese Researchers Around the World