国際的に解決すべき課題が次々に顕在化する現在、学術と国際社会を接続する視点から研究テーマやキャリアを考える若手研究者も少なくないでしょう。本シリーズでは、世界で活動する若手研究者が、自らの経験から得られた視点を一つのケースとして提示し、全体と個、競争と共存のバランスを取りながらキャリアと研究課題をいかに戦略的に展望するのかを参加者と共に考えます。
シリーズ第3回となる今回は、4人の登壇者と研究と社会の相互作用を考えます。学際的な研究——行動遺伝学を取り入れた教育心理学、AIと脳活動の共通的な理解——に取り組む若手二人は、学術的・社会的に新しい分野が直面する課題について話します。また、研究の創造性やインパクトと政策や社会との結びつきを専門家二人が説明します。データサイエンスが世界的に浸透する一方で、研究環境や社会実装のあり方は文化圏によって異なります。社会との関係を意識しながら研究を遂行するための観点を探ります。